朝4時に起きて本を読む書評ブロガーのよーじ(@4ji_memo)です。
佐藤義典(著) ドリルを売るには穴を売れ 誰でも「売れる人」になるマーケティング入門を読みました。
この本を読もうと思ったきっかけは「ヒトデせいやチャンネル」の動画でブロガーにオススメの本として紹介されていたからです。
この記事では
- 本を読む目的
- 読書中のメモ書き
- 読後の感想
について気になったところをメモしていきます。
それでは詳しく見ていきましょう!
本を読む目的
この本を読む目的は自分のブログの売り上げを上げるためには何をすればいいかを学ぶことです。
マーケティング基礎について学ぼうと考えています。
読書中のメモ書き
物語りのさわりを説明すると、
「2か月の期間で経営しているイタリアンレストランの売り上げ向上するプランを考えろ、さもなくば閉店とする!」
社長にそう告げられた主人公まこが、いとこで経営コンサルタントの勝のアドバイスを受けて、マーケティングを学んでいくストーリーとなっています。
各章でマーケティングの4つの理論を1つずつ説明していました。
- ベネフィット
- セグメンテーションとターゲット
- 差別化
- 4P
4つの理論で大事だと思ったことをメモしていきます。
ベネフィット
あなたは何を売っているのか?
顧客にとって価値がある商品が売れる。
ブランド物のカバンが欲しい人は、「カバンとしての機能」と「ブランド物を持っている私は素敵!」という価値を買っている。
人間が感じる価値には3つあり、これらのモノに価値を感じる。
- 生存欲求
- 食う、寒い、暑い
- 社会欲求
- 名誉、モテたい、楽しい
- 自己欲求
- 成長、こだわり、充実感
マーケティングは、個々の持つ欲求を満たすためにどうすればいいかを考えること。
物語りでは「なぜイタリアンレストランに客が来るのか?」について問われていました。
- イタリアンレストランに客は何を求めて来店するのでしょうか?
- どんな欲求を満たすためにイタリアンレストランに来店するのでしょうか?
イタリアンレストランといえば、こんな感じのイメージでしょう。
- オシャレ
- デートの定番
- インスタ映え
これらのイメージからすると、社会欲求を求めてイタリアンレストランにお客さんは来るのではないかと考えられます。
- デートでモテたい
- インスタ映えしてちやほやされたい
- 友人と食事をして楽しい
このような欲求を満たすことができるからです。
セグメンテーションとターゲット
だれがあなたの商品を買ってくれるのか?
セグメンテーションは分けることを指します。
例を挙げると、20代男性、30代男性、40代男性のように購買層を分けることができます。
ターゲットはセグメンテーションしたどこの人に買ってほしいのかを決めることを指します。
セグメンテーションの注意点は、同じ30代男性でも状況によって購買意欲が違うことです。
- 未婚の30代男性
- 結婚している30代男性
- 結婚して子供もいる30代男性
子供がいる状況といない状況では、購入する商品の傾向が変わってきます。
どの客層に来てほしいかを決めることでお店のコンセプトが決まると知ることができました。
物語りでは「お店のアンケートを見てどの層をターゲットにするか?」という話が繰り広げられていました。
主人公はイタリアンレストランの経営向上のため、繁盛しているイタリアンレストランを複数来店してきました。
シックで落ち着いた店は、音響もおしとやかで味付けもシンプルな薄味。
にぎやかで楽しい店は、音響もアップテンポで味付けも若者向けの濃い味。
どちらもターゲットにするのは不可能です。
自分の店はどの層をターゲットにするか、コンセプトを何にするかは決めないと、何がしたいお店なのかわからなくなってお客さんは魅力を感じないことが理解できました。
差別化
あなたの商品でなければいけない理由を作る
差別化は3つの軸に分けて考えることができる。
- 手軽軸
- 安い、早い、便利な商品、サービス
- 商品軸
- 高品質な商品、サービス
- 密着軸
- 個人のニーズに答えた商品、サービス
3つの軸はお客さんが不快にならないように、どれも平均点を取れるくらいは最低限しないといけない。
でもそれだけでは差別化ができない。
3つの軸のうち1つだけ自分の強みとなる軸を伸ばすことがマーケティングにおいて大切になる。
物語りでは「この店の一押し料理とデザートは何?」と問われていました。
主人公の店は美味しいけど、これといって特徴がないことが原因で売り上げが伸びていなかったようです。
- なぜこのお店でなければいけないのか?
- お客さんはこの店に何を求めて通っているのか?
お客さんの真意を理解することが売り上げを上げるために必要不可欠だと感じました。
4P
- Product(製品・サービス)
- どんな商品を売るか?
- Promotion(広告・販促)
- どうやって知ってもらうか?
- Place(流通・チャネル)
- どこで売るか?
- Price(価格)
- どれくらいの対価を得るか?
差別化で自分の得意な軸が決まっているので、それに当てはまる4Pを考えていく。
逆に言うと、得意でない軸のことは考えないことも重要だということ。軸がぶれることはしない。
物語りでは「商品軸と密着軸を選んだのに、なぜ無料クーポン(手軽軸)のサービスをするのか?」について問われていました。
私も「とりあえず無料クーポンをつけておけば売り上げが上がるだろう」と思っていたので、それではいけないことに気づきました。
クーポンを使うのであれば「新商品を低価格で食べてもらう」などして、広告としての役割を果たした方が軸がぶれないと説明されていたので納得しました。
他にも考えることは色々あり、
- 床や壁などの内装は軸にあっているか?
- テーブルクロスの色や模様は軸にあっているのか?
- 店員の制服は軸にあっているのか?
など、軸を意識すると一貫性のあるお店作りができると学びました。
読後の感想
本を読み終えた感想は、読みやすくて理論が理解しやすかったことです。
この本の構成は、
- マーケティングの理論①
- 物語り①
- マーケティングの理論②
- 物語り②
- マーケティングの理論③
- 物語り③
と、マーケティングの理論を説明した後に、説明した理論を物語りに当てはめて書かれているため、頭に入りやすかったです。
主人公がマーケティングの理論を利用して、経営を向上させるため具体的に何を考えるのか、どんな行動をすればいいのかが書かれているため、ためになりました。
自分のブログの売り上げを上げるためには何をすればいいか?
せっかくマーケティングの基礎を学ぶことができたので、自分のブログの売り上げを上げるために何をすればいいか考えてみようと思います。
現在このブログでは、出会い系サイトの経験をまとめて、出会い系サイトの魅力について発信しアフィリエイトで利益を上げようと考えています。
そのことを中心にマーケティングを考えてみようと思います。
ベネフィット
どんな価値を与えられるか?
出会い系サイトの魅力、メリット、経験談、モテるための体作りについての情報を発信して読者の興味関心を引こうと思っています。
読者が「出会い系サイトは面白そうだし始めてみよう!」と思ってもらえる記事を書く。
セグメンテーションとターゲット
どこの層をターゲットにするのか?
学生~20代前半の女性に対して苦手意識のある男性をターゲットとする。
同じような経験があるので、行動を起こすことで女性と遊べるよってことを伝えたい。
差別化
私が経験してきた5年間の体験談を発信して、オリジナリティのある記事を作成する。
4P
- Product・・・製品・サービス
- Promotion・・・広告・販促
- Place・・・流通・チャネル
- Price・・・価格
Product・・・製品・サービス
出会い系サイトのアフィリエイト
Promotion・・・広告・販促
ブログを更新してTwitterで発信
Place・・・流通・チャネル
このブログを経由して出会い系サイトを登録してもらう
Price・・・価格
登録自体は無料。ポイントは別途購入。
3つの軸
手軽軸と密着軸だと考えられる。
手軽軸の理由は、始めること自体は無料のため手軽なため。
密着軸の理由は、TwitterでDMくれたら相談に乗ることで、個別に密着した対応が可能なため。
商品軸ではない理由は、出会い系サイトの種類は色々あるが、どこも違いがそこまでないと考えているから。
まとめ
今回は『佐藤義典(著) ドリルを売るには穴を売れ』を読んだので、自分のブログでどうやって売り上げを上げるか考えてみました。
今までは「とりあえず記事を量産しておけば、そのうち人が増えるでしょ( ゚Д゚)b」って考えていました。
物語りで登場する「味はいいけど、なぜか売り上げの上がらないイタリアンレストラン」と同じ道を歩んでいたみたいです。
自分のブログをだれが、何のために、どんな情報を知りたくて読んでくれるのかを意識することが大切なんだと知ることができました。
- なぜ自分のブログを見てくれるのか?
- 何のために自分のブログを見ているのか?
- 自分のブログの強みって何?
私にどんな価値を感じてこのブログを読んでくれるのかを意識して、ブログの更新をしていこうと思います。
ただ、ふと疑問に思ったのが「マーケティングを考えると雑記ブログって不利なんじゃね?」って気もしています。
まだ収益化が全然できていないので、まずはこのサイトのコンテンツを充実させていきますが・・・
最後まで個人的なメモを読んでくれてありがとうございます。
良かったらTwitterでコメントをいただけたら嬉しいです!
以上、よーじ(@4ji_memo)でした!