今回は上野佑馬著『一生モノのビジネス教養 データサイエンス大全』の感想をまとめようと思います。
現在、株式会社キカガクさんの「DXを推進するAI・データサイエンス人材育成コース」を受講中です。
厚生労働省が行っている「専門実践教育訓練給付金制度」が利用できたので、今後必要な知識になるであろうAIや機械学習について学ぶことにしました。
今は仕事を辞めているが前職はプログラマーでしが、AIやデータサイエンスについては素人なので、色々と関連する本を読んで理解を深めようと思ったのが『データサイエンス大全』と出会ったきっかけです。
そんな私が『データサイエンス大全』を読んだ感想をまとめていこうと思います。
ビジネスでどうAIを利用するのか、ざっくりとイメージができました
『データサイエンス大全』の要約
上記の動画では著者である上野佑馬さんが運営されているYouTubeチャンネル『スタビジ』で自身の書籍の紹介されています。
『データサイエンス大全』を読めばデータサイエンティストになれるわけではないが、AIや機械学習の基本的なことについて学ぶことができ、実際のビジネスでどのように活用しているのかイメージがしやすいと感じました。
構成は「用語の説明パート」と「ストーリーパート」に分かれています。
とある企業に勤めるひよっこデータサイエンティストの2人がデータサイエンスの知識を利用してビジネスでの課題を解決していくストーリーとなっています。
序盤の用語解説では以下の用語が紹介されています。
- 統計
- 確率
- 検定
- 相関
- 回帰分析
用語解説は数学が苦手な方には少し難しく感じるかもしれません。
なので、無理して用語を理解しようとせず、ストーリーパートを読んでビジネスでどうデータサイエンスの知識を利用しているのか知ることが先でもいいと思います。
興味が湧いたら用語解説を見て理解を深めたらいいと思います。
AIという言葉に騙されるな
「AI」「DX」「機械学習」といったワードはよく聞くようになりましたが、その言葉を利用した商品やサービスに騙されてはいけません。
「AI」と聞くと何でも解決してくれそうな凄いイメージを思い描きがちですが、AIが得意なことと苦手なことはあります。
わが社のAIサービスを利用したら何でも問題を解決できますよ
と話を聞いてみたものの、思ったのと違ったりAIを利用しなくても問題解決できたりします。
「AI」は問題解決方法の手段の1つでしかありません。
どのようなロジックを利用し、どのような結果が見込まれるか理解したうえで取り組まないと「思ったのと違う」というような結果になりえます。
『データサイエンス大全』には、このようなビジネスで起こりえそうな出来事について書かれているので、読んでいてイメージがしやすかったです。
【まとめ】AIがビジネスでどう利用するのかイメージできた
今回は『データサイエンス大全』の感想についてまとめました。
データサイエンスについて1か月くらい学んできて思ったのは、「AI」や「機械学習」は魔法ではないということです。
「大量のデータを用いて、統計や確率や相関関係を利用し、最も確率の高い答えを探す手法」って感じがしています。
ChatGPTとかも、質問に対してインターネット上から最も確率の高いであろう回答を引っ張っているだけなのだろうか?
と今は思っていますが、もう少し勉強が必要な気がしています。
あと「AI」や「機械学習」といった手法が成り立つようになったのは、以下のような環境が整ったおかげなんだろうなと思いました。
- ネットワークの発達
- 大量のデータの取得
- メモリやCPUの発達
統計や確率の手法は昔からあったけど、人間の手で計算するのは大変すぎる。
現代の環境はハードウェアの発展と大量のデータ取得が容易になったことで、データ分析がしやすくなっただけなのだと思います。
せっかく容易にデータ分析ができる環境があるので、ビジネスで利用しない手はないですね。
最後まで読んでくれてありがとう