朝4時に起きて本を読む書評ブロガーのよーじ(@4ji_memo)です。
「あなたは自分のインプット方法が正しいと思っていますか?」
あなたはこんな質問をされたらなんて答えますか?
「インプットって読書すればいいんでしょ!」
「たくさんの情報を脳みそに詰め込めばいいんでしょ!」
私はそんな風に思っていました。
『樺沢紫苑(著) インプット大全』を読んで学んだことは、正しいインプットの方法を知らないと意味がないということです。
「読」んで、「書」くから、「読書」です。
よく「感想が書けない」という人がいますが、それは、本の内容が理解できていないということ。読み方が浅い証拠です。
樺沢紫苑(著)インプット大全 051ページ
『インプット大全』を読んでいて、好きになったワードです。
私は社会人になってから、ビジネス書を100冊くらい読んできました。
勉強してこなかった頃に比べれば、少しは成長したと思います。
でも現実が変化することはありませんでした。
ただ本を読めば能力が身につくと思っていたからです。
- インプット
- 本を読む
- アウトプット
- 感想を書く
- フィードバック
- 感想を発信して意見をもらう
この繰り返しが本の知識を脳に定着させる方法だと知ることができました。
この記事では間違ったインプットの方法をしていた私が印象に残ったポイントを3つ紹介していきます。
それでは見ていきましょう!
インプット大全を読もうと思った動機・目的
『インプット大全』は『アウトプット大全』と一緒に購入しました。
アウトプット大全の書評も書いたので、興味があったら読んでみてください。
初版発行日を見比べてみましょう。
- 『アウトプット大全』・・・2018/8/3
- 『インプット大全』 ・・・2019/8/3
『アウトプット大全』の方が先に発行されていたので、発行日順に読むことにしました。
『アウトプット大全』で学んだこと
- インプットよりもアウトプットの方が重要
- インプットとアウトプットの割合は3:7
- インプットは「脳内世界」を変える
- アウトプットは「現実世界」を変える
読み終わった感想は「アウトプットってめっちゃ大切やん!」です。
反対に「じゃあ、インプットって頑張らなくてもいいのか?」とも思いました。
「アウトプットはめっちゃ大切!」って教えてくれる樺沢紫苑さんはインプットについて何を書くのだろう?
そんな疑問を持ちながら本を読み進めました。
著者 樺沢紫苑さんについて
樺沢 紫苑(かばさわ・しおん)
1965年、北海道札幌市生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。
精神科医・作家・YouTuber
Wikipedia 引用
樺沢紫苑さんの著書の一部
- 学びを結果に変えるアウトプット大全
- 学び効率が最大化するインプット大全
- 精神科医が教える ストレスフリー超大全
- ブレイン メンタル 強化大全
- 神・時間術
樺沢紫苑さんのすごい所は「アウトプットの量」と「継続力」です。
樺沢紫苑さんがアウトプットの一部
- メルマガ、毎日発行 14年
- Facebook、毎日更新 9年
- YouTubem、毎日更新 6年
- 毎日3時間以上の執筆 12年
- 年2~3冊の出版 11年連続
- 新作セミナー 毎月2回以上 10年連続
アウトプットするためには情報をインプットする必要があります。
圧倒的なアウトプットをしている樺沢紫苑さん。
普通に考えると「インプットも圧倒的なんだろう」と思うじゃないですか?
樺沢紫苑さんのインプットの一部も紹介されていました。
樺沢紫苑さんがインプットの一部
- 読書(スキマ時間のみ) 20~30冊/月
- スマホ使用時間 30分以下/日
- ネットからの情報収集 15~20分/日
本をたくさん読み、ネットやスマホを利用する時間が少ないことがわかります。
書籍でも説明されていますが、「本」と「ネット」では得られるものが違うからです。
「本」と「ネット」の違い
- 本は「知識」を得ることができる
- ネットは「情報」を得ることができる
「知識」と「情報」の違いって説明できますか?
少し先で説明するので、考えてみてください!
圧倒的なアウトプットを生み出している樺沢紫苑さんから「効率のいいインプット」について教えてもらいましょう!
インプット大全の概要
『樺沢紫苑(著) 学び効率が最大化するインプット大全』の目次は以下になります。
- CHAPTER1【RULES】
- インプットの基本法則
- CHAPTER2【READ】
- 科学的に記憶に残る本の読み方
- CHAPTER3【LISTEN】
- 学びの理解が深まる話の聞き方
- CHAPTER4【WATCH】
- すべてを自己成長に変えるものの見方
- CHAPTER5【INTERNET】
- 最短で最大効率のインターネット活用術
- CHAPTER6【LEARN】
- あらゆる能力を引き出す最強の学び方
- CHAPTER7【ADVANCED】
- インプット力を飛躍させる方法<応用編>
CHAPTER1では、インプットってそもそも何か?について。
CHAPTER2~6では、インプットのテクニックを80個紹介。
CHAPTER7では、効率のいいインプットの方法。
これらについて紹介されています。
自分が今まで行ってきたインプットが間違いだらけだったことが理解できました。
そんな私が『樺沢紫苑(著)インプット大全』を読んで、印象に残ったポイントを3つ紹介します。
インプット大全で印象に残ったポイント
特に気に入っているワードは冒頭でも紹介しましたが「読書とは?」についてです。
「読」んで、「書」くから、「読書」です。
よく「感想が書けない」という人がいますが、それは、本の内容が理解できていないということ。読み方が浅い証拠です。
樺沢紫苑(著)インプット大全 051ページ
「とりあえず本を読んでおけばいい」と考えていた私にとって、頭を殴られたような衝撃を受けました。
今までは、本を読んでも「なるほど!勉強になった!」くらいの感想が浮かんでこなかったです。
そんな私が『インプット大全』を読んで印象に残ったポイントは以下の3つです。
インプットで大切なこと
- インプットは「量」より「質」
- 「情報」と「知識」の違い
- 脳内情報図書館の構築
インプットは「量」より「質」
本を読む人であれば「多読」「速読」という言葉を聞いたことはあると思います。
「多読」「速読」は短時間で多くの情報をインプットする手段として有名です。
ですが、質の低いインプットの「量」を増やしても意味がないと著者の樺沢紫苑さんは教えてくれます。
インプットの質を高めるには「インプットの目的を明確にする」ことが大切です。
具体的にいうと「アウトプットする前提」でインプットすることです。
アウトプット前提のインプット
- 友達に説明すること前提で勉強する
- ブログに書くこと前提で本を読む
- Twitterで発信すること前提で映画を見る
インプットをする前は「誰かに説明するために見る」と意識しましょう。
「面白かった!」は子供でも言えます。
誰かに説明してみよう
- 何が面白かったのか?
- どうして面白いと感じたのか?
- 特に好きなところはどこか?
- 感心したところはどこか?
- 勉強になったことはどこか?
これらを考えながらインプットをすると、ストーリーや感情が生まれて脳に定着しやすいです。
これからは質の高いインプットをするように心がけます。
具体的な行動例として、本を読むときは「ブログに書くこと前提」で読みます!
「情報」と「知識」の違い
「情報」と「知識」も違いは説明できますか?
本を読んでいるときは、違いがよくわからず説明できませんでした。
「情報」と「知識」の違いは、価値が劣化するかどうかの違いです。
「情報」とは
- 「情報」は鮮度が命。
- 時間が経つと価値がなくなります。
- 例:最新刊2020年12月1日発売!
- 例:速報!山下智久、ジャニーズ退社!
「知識」とは
- 「知識」は時間が経っても価値が残る。
- 例:過去の偉人の考え(孔子、キリスト)
- 例:過去の名作(福沢諭吉、芥川龍之介)
ここで、樺沢紫苑さんのインプットの内容を思い出してみましょう。
樺沢紫苑さんがインプットの一部
- 読書(スキマ時間のみ) 20~30冊/月
- スマホ使用時間 30分以下/日
- ネットからの情報収集 15~20分/日
「読書」の量が多く、「ネット」を活用する時間は少ないです。
これは「ネット」は多くの「情報」の集合体だからです。
もちろん「ネット」にも「知識」はあります。
ですが、我々は手軽に入る「情報」に目が奪われがちです。
どうでもいい情報に時間を奪われています。
「情報通」になりたいのであればそれでもいいです。
私も樺沢紫苑さんのような「知識人」なりたい!
なので本を読む時間を増やそうと思います。
脳内情報図書館の構築
本を選ぶときに大切なことは「自分の興味がある本」を読むことです。
自分の興味がある情報を手に入れるためには「自分が何に興味があるのか」を明確にする必要があります。
興味がある情報のアンテナを立てるためのツールとして「マンダラチャート」が紹介されています。
さっそくを私も作ってみました。
ど真ん中の箱が「テーマ」になります。
今回のテーマは「自分が欲しい情報」です。
「自分が欲しい情報」の周りに、おおまかな欲しい情報を書きます。
さらに細かくどんな情報が欲しいのか書いていくと完成です。
マンダラチャートを完成させて満足してはいけませんよ!
目に入る仕組みを構築しましょう。
- 印刷して冷蔵庫に貼ったり
- 印刷してトイレに貼ったり
- スマホの待ち受けにしたり
「自分が欲しい情報」を忘れないようにするためです。
普段から意識しておくと、本屋やネットから「自分の欲しい情報」に気が付けるようになります。
目的のあるインプットをする癖をつけることで脳の中で情報を区分けすることが可能になります。
これが「脳内情報図書館」です。
私はスマホの待ち受けにしました!
アンテナの感度を高めて、目的のあるインプットを心がけます。
インプット大全の感想・まとめ
今回は『樺沢紫苑(著)学び効率が最大化するインプット大全』の書評を書きました。
今回紹介した内容をおさらいします。
インプットで大切なこと
- インプットは「量」より「質」
- 「情報」と「知識」の違い
- 脳内情報図書館の構築
なんとなく本を読むのではダメ!
目的を持ったインプットを心がける。
目的を忘れないために「マンダラチャート」を作ってアンテナを立てる。
「本さえ読んでいれば知識は身につく」と考えていた私の価値観を壊して、正しいインプットの方法を学ぶことができました。
『アウトプット大全』と『インプット大全』、どちらも読みましたが何回も読んでテクニックを身に着けようと思います。
パラパラとページをめくって気になったテクニックだけ読むという使い方もいいですね!
この記事を読んで興味を持った方は『アウトプット大全』→『インプット大全』の順で読むのをオススメします。
アウトプット大全を先に読んで!
- 発売日が『アウトプット大全』の方が先
- アウトプットの方が重要
- インプットとアウトプットの割合は3:7
これらの理由から、まずは『アウトプット大全』を読んでみてください。
『アウトプット大全』の書評もよければどうぞ!
精神科医 樺沢紫苑さんの書籍をまとめました
樺沢紫苑さんの書籍は勉強になることが多いので、これまで5冊以上は読んできました。
これまで読んできた樺沢紫苑さんの書評をまとめたので、興味があれば読んでみてください。
以上、よーじ(@4ji_memo)でした!