朝4時に起きて本を読む書評ブロガーのよーじ(@4ji_memo)です。
この記事は『樺沢紫苑(著)読んだら忘れない読書術』の書評になります。
読書したいけど時間がない!
そんな悩みを抱えている人は多いと思います。
もしかすると「本は最初から最後まで全て読まなければいけない」と思っている人が多いのではないでしょうか?
この本の著者である樺沢紫苑さんは「本を最初から最後まで読む必要はない」と教えてくれます。
スキマ時間の15分で興味があるところだけ読めばいいんです。
この記事では、短時間で本の内容を理解するコツを3つ紹介します。
短時間で本の内容を理解するコツ
- 15分が集中できる最適な時間
- 好きなところから読んでいい
- 自分にとって少し難しいレベルの本を読む
この記事を読むと「本は最初から最後まで読まなければいけない」という固定概念がなくなり、スキマ時間で読書を楽しめるようになります。
それでは詳しく見ていきましょう。
著者 樺沢紫苑さんについて
樺沢 紫苑(かばさわ・しおん)
1965年、北海道札幌市生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。
精神科医・作家・YouTuber
Wikipedia 引用
樺沢紫苑さんの著書の一部
- 学びを結果に変えるアウトプット大全
- 学び効率が最大化するインプット大全
- 精神科医が教える ストレスフリー超大全
樺沢紫苑さんは、月20~30冊の読書を30年以上、欠かさず続けているそうです。
それに加えて、圧倒的なアウトプットもされています。
アウトプットの一部
- メルマガ、毎日発行 13年
- Facebook、毎日更新 8年
- YouTube、毎日更新 5年
精神科医として勤務しつつ、このインプットとアウトプットの量なので、すごすぎです。
短時間で効率のいい読書の方法を、インプットの達人である樺沢紫苑さんから学びましょう。
他にも樺沢紫苑さんの書籍を読んだので、まとめ記事を作成しました。
読んだら忘れない読書術の概要
『読んだら忘れない読書術』の目次は以下になります。
- 第1章
- なぜ、読書は必要なのか?
- 読書によって得られる8つのこと
- 第2章
- 精神科医の読書術 3つの基本
- 第3章
- 精神科医の読書術 2つのキーワード
- 第4章
- 精神科医の読書術 超実践編
- 第5章
- 精神科医の本の選択術
- 第6章
- 早く、安く、たくさん読める究極の電子書籍読書術
- 第7章
- 精神科医の本の買い方
- 第8章
- 精神科医がお勧めする珠玉の31冊
読書をするメリット、忘れない読書のやり方、いい本の選び方など、本に関する様々なテクニックが学ぶことができます。
私が特に好きな文章を紹介させてください。
私が考える「本を読んだ」の定義は、「内容を説明できること」、そして「内容について議論できること」です。感想や自分の意見を述べられなければ、本を読んでいる意味がないのです。
読んだら忘れない読書術 92 ページ
この書籍には意味のある読書をするためのテクニックや考え方が、たくさん詰まっていました!
今回は沢山あるテクニックの中から、本を読む時間がない人に向けたテクニックだけを紹介します。
短時間で本の内容を理解するコツ
今回紹介する内容は、以下の3つです。
短時間で本の内容を理解するコツ
- 15分が集中できる最適な時間
- 好きなところから読んでいい
- 自分にとって少し難しいレベルの本を読む
1つずつ説明していきます。
15分が集中できる最適な時間
極めて高い集中力が維持できる時間、その最小単位が「15分」。人間が、非常に高度な集中力を維持できる限界が「15分」ということです。
読んだら忘れない読書術 120ページ
「15-45-90の法則」を知っていますか?
高い集中力の限界時間は15分、
普通の集中力の限界時間は45分、
途中で休憩をして、集中できる限界時間は90分という法則です。
この法則は日常生活の様々なところで活用されています。
「15-45-90の法則」の活用事例
- 学校の授業の時間・・・45分
- サッカーの試合時間・・・45分×2セット
- ドラマの放送時間・・・15分×3セット
「15-45-90の法則」を読書に活用しましょう!
本にもよりますが、15分~45分あれば1章くらい読めると思います。
また「15分しか時間がない!」と意識すると、集中して本を読もうとします。
月に20~30冊の本を読む著者の樺沢紫苑さんは、通勤などのスキマ時間でしか本を読んでいないそうです。
本を読む時間がないと思っている人は、スキマ時間を活用して本を読んでみてはいかがでしょうか?
私は朝4時起きて、45分×2セットを目安に本を読んでいます。
好きなところから読んでいい
本を最初から一字一句読まなければいけない。
本を読むのが遅い人は、たいていそうした先入観に支配されています。
しかし、「本を最初から一字一句読まなければいけない」なんてルール、だれが決めたのでしょう。
読んだら忘れない読書術 129ページ
この文章を読んで、頭を殴られたような衝撃を受けました。
「本は最初から最後まで読むもの」だと思い込んでいたからです。
本を読んでいて興味がないことばかりが書かれていると、読む気がなくなってしまいます。
「せっかく買ったのだから元をとろう」と、我慢して読んでいたこともあります。
興味がない内容を読む時間ほど、退屈で苦痛な時間はありません。
読書が苦手な人は、興味がない所ばかり読んでいるから、読書がつまらないと感じてしまうのかもしれないと感じました。
自分が興味あるところだけ読んだらいいんです!
「はじめに」と「目次」を読んで、興味がありそうなテーマを数か所、先に読んでみましょう。
読んだ内容が面白かったら最初から全て読んだらいいし、満足したならその本の役目は終わりです。
このことを知ってから、本を読むハードルがグッと低くなったような気がします。
自分にとって少し難しいレベルの本を読む
人間の脳は、「自分の能力よりも少し難しい課題」に取り組んでいるときに、最も活性化します。
読んだら忘れない読書術 132ページ
自分のレベルに合っていない本を選んだ失敗談について書こうと思います。
投資の勉強をしたくて、難しそうな投資の本を何冊か買った経験があります。
書いてある内容が理解できなくて、本を読むのが嫌になって売ってしまいました。
「本のレベル」と「自分のレベル」が全然あっていなかったからです。
自分のレベルに合っていない本は、「今」の自分が求めている本ではありません。
自分にとって少し難しいと感じるけど、頑張って読んだら理解できる本。
それくらいのレベルがちょうどいいと学びました。
自分のレベルがわからないときは「入門書」から読むのがオススメです。
まずは、自分がどこまで理解しているのか、何について知りたいのかを把握しましょう。
目的がはっきりしてから上級者向けの本を読んでも遅くはないと思いますよ。
読んだら忘れない読書術の感想・まとめ
今回は『樺沢紫苑(著)読んだら忘れない読書術』の書評を書きました。
紹介したポイントをおさらいしましょう。
短時間で本の内容を理解するコツ
- 15分が集中できる最適な時間
- 好きなところから読んでいい
- 自分にとって少し難しいレベルの本を読む
今回は読書する時間がない人に向けたテクニックだけを紹介しました。
他にも読書に関する様々なテクニックが書かれているので、本をよく読む方は一読の価値があると思いますよ。
この本の魅力が一部でも伝わればいいなと思っています。
精神科医 樺沢紫苑さんの書籍をまとめました
樺沢紫苑さんの書籍は勉強になるので、これまで5冊以上は読んできました。
興味があれば読んでみてください。
以上、よーじ(@4ji_memo)でした!