朝4時に起きて本を読む書評ブロガーのよーじ(@4ji_memo)です。
この記事は、アイネット証券の「ループイフダン」とマネースクエアの「トラリピ」を使ってみて感じたメリット・デメリットを紹介します。
個人的には、FXをやったことがある・ないが関係すると思います。
FXをやったことがない人・・・アイネット証券の「ループイフダン」
FXをやったことがある人・・・マネースクエアの「トラリピ」
それでは見ていきましょう。
FX自動売買とはどんな仕組みか
FXは為替を利用した投資手法です。
1$100円で買って、1$110円で売ったら10円の利益。
為替は動き続けるのでこれを何度も繰り返すことで利益を上げることができます。
何度も繰り返すことをシステムが自動で行ってくれます。
これがFX自動売買で利益が出る仕組みになります。
アイネット証券の「ループイフダン」の感想
さぶろーが最初に始めたのは「ループイフダン」です。
理由は、FXはよくわからないけど、プログラマーなので、自動で処理するのは理屈的に理解できたからです。
設定することが、3つだけなので簡単に始めることができます。
- 通貨ペア
- 売買する値幅
- 投資する金額
単純な仕組みなので、設定さえ間違えなければ損することはないと思い始めました。
設定は、
- ドル円
- 50銭動いたら売買する
- 400,000円
以下は、設定を開始してからの月末に記録した一覧になります。
赤枠で囲った黄色背景に所に注目してください。2018年7月から1年間の記録です。
口座資金が400,000円が、1年後には445,267円と40,000円の利益、投資資金の約10%利益が出ていました。
日本株の配当は3%あればいい方なので、これはすごいと「当時は」思っていました。
しばらく能天気に続けていましたが、2020年3月以降に投資金額が増えているのがわかると思います。
コロナショックの影響でドル高が進み、1$100円を下回り、ロスカットになる可能性が出てきました。
すぐに資金を追加したのを覚えています。
当時の感想が残っていたので、記載しておこうと思います。
3/10に残したコメント
コロナショックで1$100円近くまで円高になった。
ロスカットを防ぐため、50万円入金した。
ループイフダンの設定が、50銭単位で31ポジション、想定変動額が15円としていた。
そのため購入最高値114円の場合100円以下になると逆指値に達し損切を始める。
当時は「試しにどれだけ利益が出るのかやってみよう」という考えのもと始めたので、仕方がないかもしれないが、設定が甘かったように思う。
1ドル110円付近まで戻ったら、トラリピで米ドルの設定を検討する。
もしくはループイフダンの設定を見直し、想定変動額の幅を広げる。
3/17に残したコメント
ループイフダンの運用を停止した。停止後は新規で購入しない。
購入済みの場合は指値、逆指値に従って決済を行う。
購入済みに関しては、どちらに転んでもいいので、そのままにしておく。
ポジションが31しか保有できないので、ドル円100の壁を下回ると114円の逆指値が決済されていく。
ロスカットは怖いと思ったので、ここで運用をストップする。
資金はとりあえずこのままにしておき、必要になれば楽天銀行へ移す。
今後の予定は、暴落中のETFを毎月購入していくための資金とする。
期間と購入金額は計画中。
5/30に残したコメント
本日、残っていたポジションを全て約定した。
イフダンを利用することは多分もうないと思う。
現在、1$107円付近をうろうろしている。
110円以上のポジションが残っていたので約定すると損失だが、勉強代としていいと思っている。
イフダンでの成績
イフダンでも成績は以下になる。
結果、約2年で約10万円のプラスという結果になった。
投資金額 | 900,000円 |
口座資金 | 1,014,242円 |
損益 | 17,225円 |
最終結果 | 96,987円 |
イフダンをして学んだこと
- 始めるきっかけとしては良かった
- ロスカットは怖いと思った
- 自動売買は設定が100%大事だと思った
始めるきっかけとしては良かった
お金が増える手段を色々探していて、何かしたいと思っていた時に、FXの自動売買を見つけました。
とりあえず初めてみたら、放置しているだけでお金が増える感覚を知ることができました。
そして、FXに興味が出て色々と調べるようになりました。
こういった実体験をできたことは、初めてよかったと思っています。
ロスカットは怖いと思った
世界でなにか事件があると為替は想定外の動きをするのだと、頭でなく、感情で理解できた。
1$100円を切るだけならいい。でも、それ以上にドル高になるとシャレにならん。と危機感を感じた。
そして、当時はこれから為替がどちらに動くのか判断ができませんでした。
ウォーレン・バフェットの本を何冊か読んで、気に入っている言葉があります。
「引き潮になった時初めて、誰がハダカで泳いでいたか分かるものさ」
これの意味は、「危機に陥ったときこそ、だれがリスクを取りすぎていたかがわかる」という意味です。
リスクをとることは誰でもできます。
FX自動売買の場合、値幅を狭くすれば売買する頻度が高くなり、利益効率が良くなり儲かります。
レバレッジをかけることもできます。
平時はそれでも大丈夫だと思います。
ただし、為替が想定外の動きをすると、ポジションを大量に確保し始め、証拠金が足りなくなり、結果ロスカットして投資した金額全てを失うことになります。
調子のいい時に調子に乗るのは誰でもできます。
調子が悪い時にどう耐えるかが大切なのだと学びました。
だから、Twitterとかの「1年で数百万円儲けました。」みたいな話は当てにしないようにしています。
たまたまなのか、実力なのか、判断ができないからです。
なので、周りのことはどうでもいいから、自分が今できることを着実にやっていこうと思います。
自動売買は設定が100%大事だと思った
イフダンのいい所は「設定な簡単なこと」ですが、デメリットでもありました。
そこで私は、マネースクエアの「トラリピ」を始めました。
マネースクエアの「トラリピ」の感想
トラリピで設定することは、イフダンの設定とほぼ同じですが、1つ重要な設定を行うことができます。
- 通貨ペア
- 売買する値幅
- 投資する金額
- 売買する範囲を決める
さぶろーが設定を例に説明します。
通貨ペア | CAD/JPY[カナダドルと日本円] |
売買する値幅 | 0.333円 |
投資する金額 | 1,500,000円 |
売買する範囲 | 75円~95円 |
通貨ペアはCAD/JPY[カナダドルと日本円]にしました。
理由はいろいろありますが、「手数料が安かったから」が一番の理由です。
売買する範囲は、75円~95円にしました。
理由は以下のカナダ/円チャートを見ながら説明します。
月足で2004年~2020までのチャートになります。
赤枠で囲ったのが、さぶろーが設定した売買範囲です。
2006年~2008円は範囲から大きく外れていますが、それ以外はほぼ網羅できていると思います。
ロスカットの予想値は「トラリピ運用試算表」で計算することができます。
※トラリピ運用試算表は、口座を開設しないと使えません。
以下は、条件と結果になります。
チャートの2009年付近に注目すると、「68.350」と表示されています。
これは、リーマンショック時の底値になります。
さぶろーは、この底値を基準にさらに余裕を持たせるため、約10%低い「62.917」をロスカットの目安にしました。
さぶろーの設定をまとめると、
- CAD/JPYで75円~95円の範囲で売買する
- 値幅は0.33円で売買する
- ロスカットは約63円を想定する
この設定条件を満たすには、150万円必要でしたが、試す価値があると思い、現在運用中です。
さぶろーの設定条件の理由
- 「尻尾と頭はくれてやれ」の考え
- 想定外の動きは怖い
- 150万円で一生1,000円を生み出す仕組みを買った
「尻尾と頭はくれてやれ」の考え
投資の格言に「尻尾と頭はくれてやれ」という言葉があります。
意味は、「天井と底値を予測するのは無理!100%の利益を求める必要はない」と私は解釈しています。
FX自動売買は、レンジ相場が得意です。
レンジ相場は、一定の価格帯で価格が上下することを言います。
逆に、突発的な動きは、耐えることができれば大きなリターンを得られますが、そこはあまり気にしないようにしています。
耐えることが重要です。
想定外の動きは怖い
アイネット証券の「イフダン」で経験したことですが、イフダンは設定した値幅に従って動きます。
つまり、下がり続けたら、それに従って買い続けます。
耐えることができなければ、一発退場になります。
今回設定したマネースクエアの「トラリピ」は、設定した範囲を超えた場合、売買は行いません。
※ただし売買はしないけど、下がり続けてロスカット値に達すると退場です。
ある程度は、予想ができるということは安心につながります。
まあ、予想が外れるほどの動きをするから、想定外のなんですけどねw
150万円で一生1,000円を生み出す仕組みを買った
FX自動売買は設定次第で一生お金を生み出す仕組みだと思います。
人間の手で決済するか、システムが自動で決済するかは関係ありません。
プログラマーなので、その辺は使い方だと思っています。
さぶろーが気を付けてることは、以下の2つです。
- たまにメンテナンスすること
- 壊れないようにすること
たまにメンテナンス(設定を見直)して、壊れない(ロスカットしない)ようにする。
これを続けていけば、一生お金を生み続けてくれると思っています。
今後、アイネット証券のサービスが終了したり、相場や世界の環境がどうなるか知らんけどねw
【余談】ハーフ&ハーフについて
マネースクエアの「トラリピ」ではハーフ&ハーフという考えがあります。
簡単に説明すると、少ない資金で幅広い範囲を設定することができます。
もちろん、運用の検討しましたが、今回は私の考えから外れたのでやめました。
さぶろーがハーフ&ハーフをやめた理由は、以下の2つです。
- 為替が想定外の動きをしたら対処できない
- スワップのマイナスを意識しないといけない
でも、好みの問題なんで、自分にとってどちらが都合がいいか検討してください。
為替が想定外の動きをしたら対処できない
ハーフ&ハーフの場合、上のイメージ図で説明すると、値が色が塗ってない範囲に達すると損失が出ます。
つまり、想定外に価格が「高くなった時」と「低くなった時」の2つを気にする必要があります。
「設定するときに、範囲を広くすればええやん」と思うでしょうが、範囲を広げると運用資金が高くなります。
「どっちを選んでも運用資金が高くなるならメリット少なくね?」と思いました。
私は想定外の動きが嫌いみたいなので、底値だけ気にする方がいいと思いました。
スワップのマイナスを意識しないといけない
スワップポイントは簡単に説明すると、銀行の利息です。
持ってるだけでプラスになります。
ただし、条件によってはマイナスになります。
ハーフ&ハーフの設定をするとその可能性があります。
だから嫌です。
まとめ
今回はFX自動売買について紹介しました。
長々と書きましたが、自分の考えをまとめるために記事なので、それでもいいかと思っています。
最後まで読んでくれた人がいればうれしいですが、いてもいなくてもどっちでもいいです。
月末に運用の記録を載せているので、結果が出せたら自然と呼んでくれる人が増えると思っています。
自分の考えが正しいか検証していこうと思います。
以上、よーじ(@4ji_memo)でした!