朝4時に起きて本を読む書評ブロガーのよーじ(@4ji_memo)です。
コロナウイルスの影響で環境は大きく変化しています。
環境の変化
- 生活環境
- 外出自粛
- マスクの義務化
- 仕事環境
- テレワーク
- オンライン会議
- 市場経済
- 倒産する企業
- 伸びる企業
今まで当たり前にできたことができなくなり、環境が変化しているのを実感しています。
コロナの影響で失業する人や倒産する企業もある一方、コロナだからこそ生まれた企業や伸びているサービスがあることも事実です。
環境の変化に適応できた企業や個人が生き残る時代になっていることを、誰もが感じていると思います。
そんな状況だからこそ読んでほしい物語があります。
『スペンサー・ジョンソン(著) チーズはどこに消えた?』です。
この物語は変化に対しての考え方を教えてくれます。
この記事で紹介する内容
- 物語のあらすじ
- 物語から学んだこと
- 感想・まとめ
環境の変化が激しい現代だからこそ、読む価値がある内容だと思っています。
それでは、あらすじから紹介していきます。
物語りのあらすじ
昔、ある遠い国に、二匹のネズミと二人の小人が住んでいた。彼らはいつも迷路でチーズを探し回っていた。食料にするためと、幸せになるためだ。
二匹のネズミは、「スニッフ」と「スカリー」という名前。小人はネズミと同じくらい小さく、見かけも行動も私たちにそっくりで、名前は「ヘム」と「ホー」だ。
チーズはどこに消えた? 19ページ引用
ネズミは「単純」な頭脳しか持っていないが、優れた本能と行動力でチーズを探します。
小人は頭が良く「複雑」な方法を編み出してチーズを探します。
ある日、二匹のネズミと二人の小人はそれぞれの方法で、大量のチーズが保管されている部屋を発見しました。
大量のチーズに囲まれて、幸せな日々がしばらく続きますが、徐々に環境は変わっていきます。
ある日、チーズが消えてしまいました。
突然訪れた変化に対して、二匹のネズミと二人の小人はどのように行動したと思いますか?
4人の登場人物はそれぞれ違ったアクションを起こします。
二匹のネズミと二人の小人の変化に対する判断と行動がこの物語で伝えたいことだと私は感じました。
物語りで伝えたいこと
- 変化をどのように受け入れるか?
- どのように行動するか?
この物語のチーズとは「手に入ると幸せになれるもの」や「失いたくないもの」を意味します。
「お金」「家族」「恋人」「権力」「自由」など人によって異なる、各個人が大切に感じているものです。
ネズミと小人は、人間が持つ「単純さ」と「複雑さ」を表しています。
あらすじに関しては以上です。
次に、私がこの物語から学んだことを紹介します。
物語りから学んだこと
私が『チーズはどこに消えた?』から学んだことは以下の3つです
物語りから学んだこと
- 変化は必ず起こる
- 見切りをつけて次の手を打つ
- 変化を楽しむ
変化は必ず起こる
変化は必ず起こるという前提で行動しなければいけないと学びました。
ビジネスの成功者は現状の成功がいつまでも続くとは考えていません。
環境が変わってビジネスがうまくいかなくなる日が来るのを知っています。
なので、新しいビジネスにドンドン手を出すのです。
見切りをつけて次の手を打つ
チーズを消えた後、すぐに行動したのはネズミたちでした。
ネズミたちの頭は悪かったですが、「現状は変わった」といち早く判断して新しいチーズを探しに行きました。
小人たちは賢い頭を使い、現状の分析に多くの時間を費やしました。
ですが、現状を分析しても無いものはないのです。
1人の小人は現状に見切りをつけて新しいチーズを探しに行きます。
もう1人の小人は、現状を受け入れられずに行動に移せずにいます。
結果的に、先に新しいチーズを見つけたのはネズミたちでした。
このエピソードから学べることは、以下の3つです。
ネズミと小人から学んだこと
- 「頭の良さ」=「成功しやすい」ではないこと
- 「行動が早い」「行動量が多い」はチャンスも多いこと
- 見切りをつけて次の手を打つこと
環境が変わって成果がでないのであれば、どこかのタイミングで見切りをつける必要があります。
見切りをつけたら新しい目標に向かって突き進む。
過去の成功にとらわれず、見切りをつけて行動する大切さを学びました。
変化を楽しむ
新しい挑戦には不安がつきものです。
行動による不安
- 本当にうまくいくのか?
- 今の手法は正しいのか?
- 頑張っても意味がなかったらどうしよう?
しかし、なにもしなくても不安になります
何もしない不安
- チーズは戻ってくるのだろうか?
- このままでいいのだろうか?
- あの頃はよかったのに・・・
どちらにしても不安が消えることはありません。
ならば、環境が変わったことを受け入れて新しい挑戦をしましょう。
新しい挑戦をして、成功した未来を想像すると活力が湧きます。
何かに挑戦している人はエネルギーに満ちている人が多いですよね。
変化を恐れるのではなく変化を受け入れて、「どうすればうまくいくのかな?」と考えることの大切さを学びました。
まとめ -変化をどうとらえるか-
今回は『スペンサー・ジョンソン(著) チーズはどこに消えた?』の書評をまとめました。
今回紹介した内容をおさらいします。
物語りから学んだこと
- 変化は必ず起こる
- 見切りをつけて次の手を打つ
- 変化を楽しむ
この記事を書いているときは、コロナの真っ只中です。
世の中がうまく機能せずに困っている人も多いです。
だからこそニーズに沿った新しいサービスが生まれると、多くの人に活用されると思います。
今の状況だからこそ打てる手はあると思います。
コロナの状況を「不安」に思うか「チャンス」に思うかは、個人の考え方次第です。
私もコロナだからと悲観せず、変化を受け入れて、変化を楽しもうと思います。
コロナで仕事量が減ったので、空いた時間を利用して新しいことに挑戦してみます。
しばらくの間は、ブログの更新に励む予定です。
スペンサー ジョンソンさんのオススメ書籍
どの書籍も100ページ程度の短い物語ですが、人生で大切なことが学べます。
以上、よーじ(@4ji_memo)でした!