2022年10月~2023年1月はセブの語学学校『CPILS』で過ごし、2023年1月~3月はバギオの語学学校『PINES』で過ごしています。
フィリピンで半年間の語学留学はとてもいい経験になったと思います。
英語で普通にコミュニケーションがとれた時は嬉しくなり、言いたいことがうまく伝えられないときはもどかしかったり、IELTSの試験勉強はわからな過ぎて英語が嫌いになったり、英語を通じて新たな自分の一面を知ることができました。
半年の語学留学で変わったことは大きく3つに分けてまとめていこうと思います。
- 英語について
- 海外について
- 生き方のついて
視野が広がった気がします
英語について
半年間の語学留学を終えて、英語に対する考え方は変わった気がしています。
それは『英語学習は楽しんでするものだ』ということです。
セブの語学学校でESLコース(会話中心のコース)を3ヶ月、バキオの語学学校でIELTSの試験対策を3ヶ月受けました。
この組み合わせは個人的には良かったと思っています。
前半は英語を使うことに慣れること、後半は英語で英語を理解することを目的に選びました。
英語を使う楽しみを知り、英語で勉強する苦しみも知ることができました。
前半の3ヶ月を過ごしたセブと試験勉強を頑張ったバギオでの感想をそれぞれまとめます。
セブでの3ヶ月
初めての海外、渡航前に受けたTOEICは570点程度、英会話はほとんどできない状態でフィリピン語学留学が始まりました。
不安を抱えたままマニラ空港に到着し、入国審査ではまじで何言ってるかわかりませんでした。
セブで3ヶ月過ごした結果、海外旅行でなんとかなりそうなだけの語学力と度胸は身についた気がします。
- 空港でのやりとり
- ホテルでのやりとり
- レストランやバーでのやりとり
細かいことは何回も聞かないとわからないし、言いたいことはすぐ思いつかないからボディランゲージに頼るのですが、頑張ればコミュニケーションは取れるだろうと思えるようになりました。
毎週末、語学学校で知り合った友人と旅行に行ったり、ご飯を食べに行ったり、本当に楽しい時間でした。
大半が大学生だったので、私も学生に戻ったような気持ちで色々遊びに行ってきました。
バギオでの3ヶ月
バギオは首都マニラの北にある標高1,500mに位置する都市です。
セブの暑さに慣れていた私にとって、バギオは寒すぎました。
朝晩の冷え込みは日本の秋くらいの感覚です。
バギオではIELTSのコースを選択し、毎日試験勉強ばかりで英語が嫌いになりました。
自分のレベルよりも数段高く感じ、毎日読めない、聞こえない英語と格闘し、英作文の宿題を放課後にするという日々を送っていました。
IELTSで5.5以上のスコアがとれたらカナダへCoop留学に行こう
という目標を掲げてはいましたが、「絶対に目標を達成してやる!」というような強い気持ちはありませんでした。
最後の方はやる気もなく興味のない授業はサボり気味になりつつも、お金払っちゃったし面白い授業には出るという日々を送って最後まで過ごしました。
ただ、ここでの日々は無駄ではなかったと思っています。
学校にいる間は毎日の授業で気づかなったけれど、IELTSのテキストが難しすぎるだけで確実に英語力は上がったように思います。
- 掲示板に書かれている意味は概ね理解できる
- 前よりも先生の言ってることがわかる
- メールのやり取りを英語で書ける
今は日本に帰ってきてTOEICの勉強をしていますが、留学前よりも聞けるし読めるようになっています。
模試を4回解いてみましたが、だいたい700後半から800前半が取れるようになっているので、基礎的な英語力は上がっているのだと実感しています。
本番で結果がでないと証明にならないので、7月末に受ける試験でいい結果が残せるよう頑張ろうと思います。
語学留学する前の英語に対する感覚
語学留学する前の英語に対する感覚は「英語=勉強」でした。
日本にいると英語を使う必要がないので「何のために英語を勉強するの?」という根本的な理由があいまいになりがちです。
私が英語(TOEIC)を勉強し始めた理由も「昇格に必要な資格で取得すると報奨金がもらえるから」という不純な動機でした。
仮にTOEICで高得点が取れたとしても、それが何か意味があるの?
という思っていた時期もありました。
海外旅行もしたことがなかったので、英語が必要な理由もいまいち実感できなかったのだと思います。
語学留学する後の英語に対する感覚
半年間の語学留学を終えて英語に対する感覚は変わったと思います。
当たり前のようにみんな英語で会話し、掲示板は英語で書かれているし、アナウンスは英語で流れてくるし。
あー、これは英語できないと詰むわ
英語は生きていくため、生活するために必須な条件だと身をもって感じました。
最初はまじで何もできなかったのを覚えています。
空港のスタッフが親切に教えてくれるけど、全然わからなくて泣きそうになりました。
語学学校について日本人と会話できて、コミュニケーションがスムーズにできる喜びを知りました。
しばらくすると英語でも少しずつコミュニケーションができるようになって、日本人以外とも関係が持てるようになりました。
多国籍のグループで旅行に行ったり、食事に行ったり、英語ができると楽しいと思えました。
そしてバギオで勉強まみれの日々を過ごし、英語が嫌いになりかけました。
英語を使う楽しさも苦しさも学ぶことができ、自分なりの英語との向き合い方もわかった気がします。
無理やり英語を勉強するのは無理なので、楽しんで英語と触れ合う
バギオでの試験勉強の日々を通じて、がむしゃらに英語を詰め込むような勉強方法は無理だと痛感しました。
寝る間も惜しんで勉強するほどの熱意や根性は30歳の私にはもうありません。
まあ、子供のころから熱意や根性なんてありませんでしたがw
これまでの自分の人生を振り返ってみて、根性のない私が継続できた物事の共通点は自分が楽しいと思えるかどうかだった気がします。
自分の成長が感じられること、面白いと感じること、頑張っている感覚が少なく楽しいからやっていたことは続けられました。
今は「英語=勉強」とはあまり思っていません。
英語力が上がったおかげか、英語のポッドキャストや英語の動画コンテンツを楽しいと思える時間が増えました。
TOEICの勉強は続けていますが、ある程度読める、聞けるようになってクイズ感覚で楽しめるようになった気がします。
半年間の語学留学を通じて、英語ができたら世界が広がるだろうと実感できたのは大きな収穫だと思います。
留学前よりも英語がより身近な存在に感じ、英語がもっとできるようになりたいと素直に思っています。
語学留学で色々経験しなければ、この感覚は分からなかったと思います
海外について
語学留学を通じて、海外が身近に感じるようになりました。
語学留学前は海外に行ったことがないし、なんなら飛行機に乗ったのも高校生の修学旅行だけ。
そんな状況だったので、海外は自分には関係のない遠い国のお話だと思っていました。
語学留学から帰ってきた今は「行こうと思えば色んな国に行けるわ」と思えるようになりました。
実際、フィリピンから帰国1週間後には語学学校で知り合った友人と2週間のインド旅行を楽しみました。
海外旅行で困らないだけの英語力を手に入れたこと、半年間海外で過ごした経験が、世界を身近なもの感じさせてくれたのだと思います。
世界が広がった気がします
進路について
仕事を辞めて語学留学に行きました。
帰国した今、次は何をしようか考えていますが「海外で仕事をする」という選択肢が生まれたのは、語学留学に行ったおかげだと感じています。
語学留学前はそんなこと考えたこともありませんでした。
語学留学中、色んな人たちの話を聞いていると、海外で働きたいから語学学校に通っている人が多くいます。
彼ら彼女らの話を聞いていると、一見計画性のない無謀な話をしているようにも感じましたが、みんな楽しそうに自分の将来の話をしています。
実際、語学学校を卒業後、オーストラリアやカナダへ旅立つ友人を何人も見ています。
Instagramのストーリーには彼らの大変ながらも楽しそうな海外での日々が投稿されていて、見ている私もそういう選択肢があってもいいのではないかと思えてきます。
年齢的にワーキングホリデーは使えないので選択肢は限られますが、もう少し海外で挑戦してみてもいいのではないかと思っています。
色々と調べている最中です
【まとめ】語学留学に行ってよかったと心から思えます
楽しいこともつらいこともありましたが、語学留学には行ってよかったなと思っています。
英語を使うこと、海外で生活することが身近に感じられるようになり、視野が広くなった気がします。
インターネットのおかげで海外の動画や情報が手軽に手に入りますが、語学留学を経験した後だとより現実味を感じます。
英語を学ぶ意味や目的が語学留学前よりも明確になりました。
語学留学に行ってみたいと考えている人がいたら、ぜひ挑戦してください。
夏休みや年末年始を利用して1週間でもいいから体験してほしいです。
やってみないと分からないことあります。
やってみて思ったのと違っても、自分には合わないと分かっただけで十分な経験だと思います。
合わないと分かったからこそ、次に進む道のヒントが分かったりもします。
「あの時に行っておけばよかった」と後悔しないためにも、興味があれば語学留学について調べることから始めてみてください。
最後まで読んでくれてありがとう
フィリピン語学留学体験記のまとめ記事
2022年10月~2023年3月までのフィリピン語学留学体験記のまとめ記事を作成しました。
毎週末、感想や出来事について記録しているので興味があればのぞいてみてください。