【感想】夢をかなえるゾウ0で心に残った言葉

夢をかなえるゾウのシリーズは好きで、Audibleで何度も聞いてガネーシャの教えを体に染み込ませています。

『夢をかなえるゾウ0』が発売されたので、読んだ感想をまとめました。

書きたいことがたくさんあり、感想だけで長くなってしまいました。

『夢をかなえるゾウ0』に登場するガネーシャの教えを実践した記事も別でまとめたので、興味があれば読んでみてください。

よーじ
よーじ

今回の夢をかなえるゾウを面白く、タメになることが多かったです

夢をかなえるゾウ0のあらすじ

今回のガネーシャの教え子は夢を持たない若者です。

お金持ちになりたいわけでもなく、モテたいわけでもなく、有名になりたいわけでも、偉大な成果を成し遂げたいわけでもありません。

そんな彼ですが、上司からパワハラ気味な態度で扱われ、現状を変えたいと願う若者が主人公です。

叱られると動悸が早くなる、会社へ行くために朝起きるのが辛くなっている。

そんな軽い鬱状態の主人公は、現代日本の若者を表しているのだと思いました。

私も心当たりがあります。

今回の新たなキャラクターとして、ガネーシャのペットのバクが新たに登場します。

このバクが食べるのは、寝ているときに見る「夢」ではなく、叶えたい願いの「夢」です。

グルメな性格で「本物の夢」を欲しがります。

  • 本物の夢とは?
  • なぜ夢が持てない人が多いのか?
  • どうやって夢を見つけ、叶えていくのか?

という内容を教えてくれる物語になっています。

よーじ
よーじ

主人公には共感できる所が多かったです

なぜ夢が持てないのか?

夢が持てない理由として現在の環境が関係しているとガネーシャは教えてくれています。

人間には短期的な欲望と長期的な欲望があり、長期的な欲望のことを夢と定義しています。

  • 短期的な欲望
    • 寝たい
    • 食べたい
    • 楽しいことをしたい
  • 長期的な欲望
    • お金持ちになりたい
    • 世界一周がしたい
    • 温かい家庭を築きたい

どんな人間にも、短期の欲求は存在しちゅう。つまり、「やりたいことがない」「夢がない」という人にも欲求がないわけはないきに。ただ、途中のしんどいことを乗り越えたり、わざわざ面倒なことをしてまで満たしたい欲求がないちゅうことじゃ

夢をかなえるゾウ0 240ページより引用

現代はスマホが普及し、簡単に欲しい情報が手に入る状況です。

  • すぐに面白いコンテンツにアクセスできる
  • 欲しい商品をネットで買える
  • 美味しい食べ物もネットで注文して届けてくれる

簡単に欲望を満たせてしまい、わざわざ苦労してまで手に入れたいことが見つからないのは当然な気がしました。

よーじ
よーじ

現代の若者が夢を持ちにくいのは当たり前のことだった

夢を持たなければいけないのか?

「夢って、必要なものでしょうか?」という主人公からの質問に対するガネーシャの回答は「夢を持つ必要はない」です。

必要はないが、夢を持つ素晴らしさをガネーシャは教えてくれます。

夢にはな、ものごとの『意味』をまるっきり変えてまう力があるんや。これまでは面倒でしかなかった作業、ありふれた風景や出来事…何の変哲もなかったものが特別な意味を持ち、とてつもない輝きを放ち始める。それはつまり、人生が輝き出す、ちゅうことや

夢をかなえるゾウ0 83ページより引用

“本物の夢”を見つけた人間はな、以前とはまるっきり違う人間になってまうんや。今まではやる気がわいてこうへんで、何をやっても楽しない日々を過ごしてたのに、毎朝、ワクワクしながら飛び起きて、寝る間も惜しんで頑張れて…いや、そもそも『頑張る』ちゅう感覚すらないやろな。夢に向かって進み始めたときは、最高に楽しくて充実した時間がすごい速さで過ぎ去っていくことになるからな

夢をかなえるゾウ0 93ページより引用

胡散臭そうに聞こえますが、本当に充実した時間が過ごせるのであれば、私は『本当の夢』を見つけたいと思いました。

夢を見つけるためにガネーシャは様々な教えを主人公に与えます。

その中から特に気に入った教えを記録しておこうと思います。

よーじ
よーじ

忘れないようにメモしておきます

好きな匂い、物、人、場所を見つける

夢を見つける第一歩は自分の本当に好きなことを知ることだとガネーシャは教えてくれます。

自分らは、周囲の人-友人や同僚、お客さん、両親、インターネットで関わる人-からどう思われるかを気にしすぎて、『本当の自分』を見失ってもうてんねん

夢をかなえるゾウ0 140ページより引用

誰に嫌われても、バカにされても『好きだ!』と言えるものが、本当に自分が好きなことです。

私も自分が好きなことは何だろうと考えてみました。

自分が好きなことを知ることで、どんな方向性に進めばいいかが少しわかったような気がします。

生活に「始めて」を取り入れる

夢が見つからない理由として、「まだ夢に出会っていないだけ」とガネーシャは教えてくれます。

いつもと違う道を歩く、普段とは違うものを買う、見知らぬ店に入る…どんなささいなことでもいい。日々の生活に『初めて』を取り入れなさい。そして、人間は、未知なるものにこそ喜びを見出す存在であること-未知の要素がないのなら最高の楽しさは決して得られないことを-実感するのだ

夢をかなえるゾウ0 189ページより引用

赤ちゃんや子供が楽しそうなのは、知らないことをわかってくるのが楽しいからなんだと思います。

大人になってくるとある程度のことはわかった気になってしまい、失敗したくなくなり安定を求めてしまいがちです。

同じ日々の繰り返しでつまらないと感じているのであれば、あえて自分では選ばないこと、やらないことに挑戦してみようと思えました。

自分に出来そうなのか出来ないのか、合うのか合わないのか、楽しいのか楽しくないのか。

自分が楽しいと思えることに出会えるまで実験だと思えばいいのかなと思いました。

実物を見る

スマホが一般的になり、気軽に情報を得られるようになりました。

そんな私たちにガネーシャは喝を入れています。

君たちは、インターネットやテレビ…『画面』を通して世界を知ることに慣れすぎてしまっている。しかし、それは『知っている』のではない。『知った気になっている』のだ

夢をかなえるゾウ0 200ページより引用

この世界を知る方法は、ただ一つ。『実物を見る』ことだ。実物にできる限り近づき、見て、触れて、感じることだ。そのとき君は気づくだろう。この世界がいかに美しく、感動に満ち溢れたものかということを。そしてこう思うだろう。『もっとこの世界を知りたい』と

夢をかなえるゾウ0 201ページより引用

世の中はテクノロジーの発展で便利になった。

私はYouTubeで海外を旅する人の動画を見るのが好きなのですが、その人が感じた綺麗な映像や感想でしかない。

私がその光景を見てどう思うのかは、実際に体験してみるしかわからない。

この世界を私はどう感じるのか、もっと現実世界で遊んで楽しもうと思えました。

やりたくないことを全部書き出し、やりたいことに転換する

この作業は、自分のやりたくないことを知り、逆にやりたいは何なのか知る作業になります。

やりたくないことを書き出すという作業は、他の本でも見たことがあります。

そのことを踏まえてどうしたいのか考えるまでしている人はあまり多くない気がします。

実践してみる価値があると思い、別の記事に書き出してみました

やりたくないことを知る、じゃあどうしたいのか知る、という作業は自分がどういう方向性で進めばいいのかを知るきっかけになりました。

今後の方向性に迷ったときは実践してみようと思います。

本物の夢とは

ガネーシャの教えで一貫していたのは、周囲の人に合わせるのではなく本当の自分について知ること、未知のことに挑戦し新しい自分に出会うことでした。

最後に『本物の夢』を持つために一番大切なことをガネーシャは教えてくれます。

それは『痛み』です。

挫折、苦悩、病、喪失…人生には、自分で選ぶことはできへん悲しい出来事が起こるやろ。そんとき、『自分はどうしてこんなに苦しまなければならないんだ』て思うわな。『どうして自分だけがこんな思いをしなければならないんだ』てな。でも、自分は、その悲しみを通して、自分だけの意味を見出そうとしてるんや。この悲しみが自分にとってどんな意味を持つのか、自分だけの『人生の意味』を見出そうとしてるんや

夢をかなえるゾウ0 445ページより引用

人間の目は、自分自身を見ることはできない。自分の目に映る、自分以外のものを見て、そこに近づき、経験することで『自分とは何か』『自分は何のために生きているのか』を知ることができる。自分の目に映る『自分以外の美しさ』に惹きつけられることで、人は、自分の『生きる意味』を知ることができるんだ

夢をかなえるゾウ0 449ページより引用

『痛み』を知ることで他者の痛みを理解することができる。

同じ痛みを持つ人を救うことで、自分自身も救われる。

「自分への愛」と「他者への愛」の両方が合わさって、『本物の夢』=『自分が生きる意味』を見つけることができる。

とガネーシャは教えてくれました。

これまでの人生は、大きな悲しみや苦しみから逃げてきた気がします。

のらりくらり、そつなく生きてきた気がします。

だから、『本物の夢』が見つからなかったのも仕方なかったのかもしれません。

よーじ
よーじ

痛みの大きさは夢の大きさに比例するのだと思った

【まとめ】痛みは夢の種

今回は『夢をかなえるゾウ0』の感想をまとめました。

本のタイトル番号が「0」だったのは、夢が「0」だった主人公に夢を見つけ方を教えるためだったのかなと思いました。

『夢をかなえるゾウ』に登場したこれまでの主人公たちは何かしらの夢を持っていました。

  • 建築家になりたい
  • お笑い芸人として有名になりたい
  • いい男と結婚して幸せになりたい
  • 病気で死ぬ前に後悔をなくしたい

これまでの物語は、夢に向かうために必要な課題がガネーシャから与えられていました。

今回は「0」から夢を見つける方法について伝えたかったのかなと思います。

これからフィリピンへ語学留学に行ってきます。

新しい文化や人々との出会いで何かしら新しい発見がある気がして、やりたいことのヒントが見つかればいいなと思っています。

  • 新しい環境に行ってみる
  • あえて自分じゃしないことをやってみる

それが自分の夢を知る第一歩になると信じて色々試してみようと思っています。

きっと、海外ならではの理不尽なこともあると思います。

言葉が通じなくて憤りを感じたり、文化の違いでショックを受けたり、差別を受けるかもしれない。

けど、その痛みは夢を見つけるきっかけになると信じて、頑張ってみようと思えました。

ガネーシャとの会話はふざけていることが多いですが、たまに心に刺さって考えさせられます。

何度かガネーシャの話を聞いて心が軽くなったのを覚えています。

夢や今後のことについて、モヤモヤしてる人は『夢を叶えるゾウ』シリーズを読んでみてください。

きっと何かしらのヒントが貰えると思いますよ。

よーじ
よーじ

最後まで読んでくれてありがとう

今回紹介した商品

・夢をかなえるゾウ0

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