コロナの影響で気軽に旅行が出来ない日々が続いています。
出来ないことを悩んでも仕方ないので、今出来ることをしようと思い、
旅に関する本を読むことにしました。
今回は『僕が旅に出る理由』という本を読んだ感想をまとめます。
退屈な時間の中で満足しないままの自分でいるより、世界へ、一歩踏み出していい方向なのか、悪い方向なのか、分からなくても変われた方がきっと、マシだ。
僕が旅に出る理由 3ページより引用
最初のページから心惹かれてしまいました。
『僕が旅に出る理由』 は旅に出た100人の大学生のエピソードをまとめた本になっています。
- なぜ旅に出たのか?
- 旅に出てどんなことを感じたのか?
- 旅の経験を得て、今後はどんな方向に進むのか?
専攻科目や旅に出る背景は皆異なり、どのエピソードも楽しく読めました。
この記事では、以下の内容についてまとめました。
- 好きなエピソードの紹介
- 親父の働き方に魅せられた旅
- 大企業への就職をこれでいいのかと考えた旅
- 当ブログの管理人の私が旅に出る理由
私も旅に出たくなりました
好きなエピソードの紹介
オヤジの働き方に魅せられた旅
- 旅に出た方の理由
- 自分の「働き方」を見つけたかったから
「世界青年の船」で知り合ったギリシャ人の男性と仲良くなり、ギリシャへ行った方のエピソードです。
- Work to live? (生きるために働く?)
- Live to work?(働くために生きる?)
ギリシャ人の友人の考え方は、Work to live(生きるために働く)が根付いていました。
「働くことは、人生のほんの一部に過ぎない」「たとえ深刻な状況でも、人生を『楽しむ』ことだけは忘れない」
これが僕がオヤジに教えてもらったこと、ギリシャでの一番の収穫で、今の僕のモットーだ。
僕が旅に出る理由 127ページより引用
ギリシャは経済危機にある国ですが、どんな状況でも人生を楽しもうという価値観は素晴らしいなと感じました。
私を含め、日本人が見習う心構えですね
大企業への就職をこれでいいのかと考えた旅
- 旅に出た方の理由
- 結局、自分は何がしたいのか分からなかったから
東大に入れば何かが変わる信じ、実現したが特に変わらなかった。
就活の時期になり、大企業に入れば何かが変わると考え、ブラジル支社でのインターンの機会を得てブラジル最大都市、サンパウロへ向かった方のエピソードです。
サンパウロは大都市なので利便性もよく、日本の都市とそこまで変わらない日々だった不満はないが物足りない日々を感じていたそうです。
そんな中、アマゾンの奥地に行く機会があり、そこに住む家族と生活することとなりました。
水道も電気もガスもない自給自足の生活だったが、そこに住む人たちは穏やかな印象です。
話を聞くとお父さんは元々、街に住み工場で働いていたそうです。
街にいた頃、稼いだお金は、ほとんど食費に消えていっていたよ。でも、ジャングルに住んでいると今までお金を出して買っていたものは畑で採れる。ジャングルの中にもある。だったら、私が狭い工場でじっとしていなければならない理由はあるだろうか?
僕が旅に出る理由 169ページより引用
- 本当にそれがあなたのやりたいことですか?
- 本当にそこに住むのが好きですか?
- 本当に満足する時間の過ごし方は何ですか?
そんな風に問われている気がしました。
私は田舎での生活、仕事しか知りません。
多くの人たちは周りの評価を気にして、周囲の空気に合わせて、今の環境の常識に囚われているだけなのかもしれないと感じました。
もっと外の世界を経験してみて、自分が気に入る場所、時間の使い方を模索してみてもいいのではないかと思っています。
私は狭い世界しか知らないのではないだろうか?
私が旅に出る理由
私が旅に出たい理由、旅に出る前の今の気持ちを記録しておこうと思います。
コロナによる環境の変化で、生活や仕事、生き方について考えが変わった人も多いのではないでしょうか?
私もその一人です。
私は今まで日本から出たことがなく、パスポートすら持っていません。
- 時間があれば行きたい
- お金に余裕があれば行きたい
- 初めての海外旅行は不安だし、誰か一緒に行ってくれる人がいたら行きたい
「いつか」世界一周がしたいな
それくらいの気持ちでした。
私の気持ちが変わったのはコロナのおかげだと思います。
- 「気軽に海外に行ける」という常識は簡単に変わること
- 「いつか」なんて日は自分が決めない限り一生来ないこと
- 健康な時間は有限であり、永遠に生きることは出来ないこと
死ぬときに後悔しそうなことを考えてみると、
- 結婚したい
- 自分の子供が欲しい
- マイホームが欲しい
という世間一般的な夢は、私には割とどうでもいいことに気づきました
自分が本当にやりたいこと、死ぬ時に後悔しそうなことは、旅に挑戦しなかったことだと認めることができました。
- 健康で体力があり、資金的な余裕がある30代前半に旅に出たい
- 日本以外の世界を見に行きたい
- それさえできたら後悔はない
今はそんな気持ちでいっぱいです。
まずは国際共通言語の英語を学びに、フィリピンへ語学留学に行こうと計画しています。
現地に行って困らないように英語学習に励んでいる最中です。
学生の頃は英語の勉強なんてしたくありませんでしたが、今は楽しんでしています。
誰かにやらされているのではなく、自分がやりたいからやっているからだと思います。
自分のやりたいことに向かって頑張れるような人生にしていこうと思います。
興味がある方へ向かっていける人生にしたい
【まとめ】私も旅してきます
今回は『僕が旅に出て理由』の感想をまとめました。
シンプルに「旅をしたい!」と思わせてくれる一冊でした。
気軽に旅に出れない時期ですが、旅の準備や情報収集はできます。
先代の旅人たちの経験を教えてもらうのは楽しい時間で、より旅に対する興味が湧いてくるのでオススメですよ。
というわけで、行ってきます!
今回の記事で紹介した商品
・僕が旅に出る理由