【感想】言の葉の庭

朝4時に起きて本を読む書評ブロガーのよーじ(@4ji_memo)です。

今回は、AmazonPrimeで新海誠監督「言の葉の庭」を見たので、感想をまとめようと思います。

それでは見ていきましょう。

あらすじ

靴職人になりたい高校生の秋月孝雄(あきづきたかお)、歩き方を忘れてしまった教師の雪野百香里(ゆきのゆかり)の物語です。

孝雄は雨の日の午前は学校をさぼり、公園に訪れると、朝っぱらからビールを飲んでいる雪野と出会います。この時は、お互いに学校の生徒と教師という関係はわかっていません。

雨の日の午前、公園で会うことが多くなり、次第にお互いは惹かれていきます。

好きなシーン

公園で孝雄が雪野の足のサイズを測っているシーンがとても好きなシーンです。

孝雄は雪野の足を丁寧に、まるで壊れモノを扱うようにしていて、とても思いやりを感じました。

雪野側もそれを受け入れて孝雄を見つめるまなざしに暖かさを感じました。

単に足のサイズを測っているシーンですが、とても官能的でエロスを感じました。

泣いたシーン

物語りの終盤、孝雄が雪野に対して素直な気持ちを告白しフラれ、お互いの胸の内をさらけ出し抱き合ったシーンは涙がこぼれました。

雪野がうまく歩けなくなってしまった理由は、ある男子生徒に好意を持たれ、嫉妬した彼女がクラスを巻き込んで、雪野を追い詰めたのが原因でした。

結果、学校に行こうと思ってもいけなくなり、何を食べても味がしない鬱のような症状になりました。

そのような状況で雨の日の朝に公園で孝雄と出会い、雪野は救われていたのだと思います。

この物語は、「自分で力で歩いていきたいがこれで正しいのだろうか」と思う少年と「自分の力で歩かなくてはいけないのに歩けなくなってしまった」女性の葛藤を描いた作品に思えました。

孝雄は靴職人になりたいと思っていても、「どうせうまくいかないのではないか」、「子供の戯言ではないか」と将来に対して不安と葛藤がありました。

雪野は学校にちゃんと行かなきゃいけないと思っていたけど、うまくいけませんでした。

お互いの思いを知らないまま惹かれあい、抱き合って胸の内を告白するシーンは心が打たれ、気が付いたら涙がこぼれていました。

まとめ

今回は、AmazonPrimeで見た新海誠監督「言の葉の庭」の感想をまとめました。

46分という短い作品で、人を感動させられるのはすごいと思います。

新海誠監督の作品といえば、「君の名は」や「秒速5cm」が有名で好きですが、「言の葉の庭」も好きな作品の一つです。

新海誠作品の特徴として、景色の描写がきれい、音楽がいい、とビジュアル面が評価されやすいですが、さぶろーはストーリや登場人物の心理的描写が好きです。

これからも新海誠監督の次回作を期待して日々を過ごそうと思います。

以上、よーじ(@4ji_memo)でした!

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