映画「甘くない砂糖の話」を見た感想。スムージーが健康食だと思っている人は見た方がいい!

映画のメモ

朝4時に起きて本を読む書評ブロガーのよーじ(@4ji_memo)です。

Amazon Primeで「甘くない砂糖の話」というドキュメンタリー映画を見ました。

映画『あまくない砂糖の話』予告編

その感想をまとめようと思います。

簡単に言いたいことをまとめると、

  • 砂糖の大量摂取による体形の変化について
  • 砂糖の大量摂取による心理的変化について
  • 砂糖の大量摂取による子供の影響について
  • 砂糖を大量に販売する社会的背景について
  • 人間にとって甘さは幸せの象徴であること

それでは見ていきましょう。

物語りの概要

2014年に公開されたオーストラリアのドキュメンタリー映画で、俳優で映画監督のデイモン・ガモーが自ら実験台になり、「砂糖を摂取し続ける生活を送るとどのような影響があるか」を記録した映画になります。

デイモン・ガモーは、一切砂糖を取らない生活を送っていたのですが、子供を授かり、砂糖の危険性について知っておくことが大切だと思い立ち、このドキュメンタリーを作成しました。

実験前のデイモン・ガモーの食生活は、一般的な日本人とは異なっています。

日本人成人男性(18~29歳)の1日の食事摂取基準(2015年版)を参考にし、デイモン・ガモーの食事摂取量と比べてみました。

カロリータンパク質脂質炭水化物
日本人2,650kcal20%30%50%
デイモン2,300kcal26%50%24%

デイモン・ガモーの食生活は、三大栄養素を以下の食材から摂取しました。

  • タンパク質・・・卵、肉、魚
  • 脂質・・・アボカドやナッツ
  • 炭水化物・・・果物や野菜

このような生活をしていた人が、「60日間、ジュースや健康食といわれるシリアルやヨーグルト、スムージを飲み食いして生活するとどうなってしまうのでしょうか?」という実験を行っています。

なので、もともとの条件がかなり特殊というか、米やパンを主食とする日本人とは違ったものが前提条件であると考えて、この映画を見た方がいいと思います。

砂糖が嫌いな人が作った映画とまでは言いませんが、偏見は多く入っていると思います。

そこら辺のことも踏まえた感想です。

1日スプーン40杯分の砂糖って多いの?

この映画では現代人が1日で摂取する砂糖の量をスプーン1杯(4g)×40杯=160gと定義して、その値を目標に食事を行う実験をします。

えー!?私はスプーン40杯も砂糖食べてないよー(*´з`)と思っている人がいるかもしれませんが、ケーキやジュース、チョコが好きな人はこの値を楽勝で超えていますw

ただ、砂糖が160gだとだめな気はしますが、炭水化物160gって普通な気がしました。

日本人の炭水化物の量を計算してみた

三大栄養素をカロリーに変換すると、以下になります。

  • 炭水化物1g・・・4kcal
  • 脂質1g・・・9kcal
  • 炭水化物・・・4kcal
カロリータンパク質脂質炭水化物
日本人2,650kcal20%30%50%
デイモン2,300kcal26%50%24%

先ほど紹介した日本人成人男性の1日の食事摂取カロリーが2,650kcalで、炭水化物が50%なので、炭水化物だけで、1,325kcalが摂取基準です。

1,325kcal ÷ 4kcal = 331.25gの炭水化物が日本人成人男性の摂取基準になります。

1杯4gのスプーンが40杯の砂糖が160gなので、倍くらいの炭水化物を摂取してやっと日本人政治男性の炭水化物の摂取基準になります。

実験前のデイモン・ガモーの炭水化物の量を計算してみた

デイモン・ガモーが摂取していた炭水化物の量も計算してみましょう。

三大栄養素をカロリーに変換すると、以下になります。

  • 炭水化物1g・・・4kcal
  • 脂質1g・・・9kcal
  • 炭水化物・・・4kcal
カロリータンパク質脂質炭水化物
日本人2,650kcal20%30%50%
デイモン2,300kcal26%50%24%

カロリー2,300kcalに対して24%の炭水化物を摂取していたので、

2,300kcal × 24% = 552kcal ÷ 4kcal =138gの炭水化物をデイモン・ガモーは摂取していました

なので、もともとのデイモン・ガモーの食事でもスプーン34.5杯分くらいの糖質は摂取していたんです。

これらの結果を踏まえて、この映画を見る時の注意点

この映画では本当に「砂糖」のみに注目して160g分食べているのかわかりません。結構カロリー計算とか適当な気がしましたし( 一一)

映画を見ていると、果物や穀物から炭水化物を摂取しているところはなく、ジュースやお菓子、シリアルやヨーグルトを食べている映像がほとんどなので、それらに含まれる炭水化物が対象だと考えられます。

その辺も踏まえてみた方がいいです。

砂糖の大量摂取による体形の変化について

実験前は健康体のデイモン・ガモーでしたが、60日経つと以下のような変化がありました。

  • 体重が8.5kg増えた
  • 体脂肪率が7%増えた
  • ウエストが10cm太くなった
  • 皮下脂肪が増えたわけではなく、内臓脂肪が増加した
  • 肝臓が悪くなった
  • 血中の脂質が増えた

これは、インスリンが関係しています。

糖質は基本的には、体を動かすためのエネルギーとして使われます。

インスリンは血糖値(血液中の糖の数値)が高くなると分泌され、血液中の糖を体中の組織へ送ろうとします。その結果、血液中の糖の値が下がるのです。

そして、余ったエネルギーは体内に蓄積され脂肪になります。

これが太るメカニズムです。

これは、血糖値の上昇とインスリンの関係です。

血糖値が急激に上がった場合、大量のインスリンが分泌されて決闘とを下げようとします。

そして、血糖値が少なくなるとお腹がすくのです。

お菓子を食べてもお腹がすぐ減るのはこのようなメカニズムが原因です。

結果的にいっぱい食べてしまい太ります。

砂糖の大量摂取による心理的変化について

砂糖を大量に摂取した時に起こる心理的変化の例は以下になります。

  • 落ち着きがなくなる
  • 気分の差が激しくなる
  • けだるい気分になる

これにも血糖値とインスリンが関係してきます。

血糖値が上がると、テンションが上がります。

ですが、急激に血糖値が上がると、急激に血糖値が下がります。

血糖値が下がるとテンションが下がります。

そのサイクルが早くなるので、テンションの差が激しく、落ち着きがなくなってしまいます。

砂糖の大量摂取による子供の影響について

子供は生活する環境によって育てられます。

写真は3歳から炭酸飲料水を飲み続けた17歳の少年の歯です。映画を見ていて衝撃的でした。

幼少期には親が哺乳瓶に炭酸水を入れ、子供に与えていたそうです。意味が分かりませんでした。

親の知識がなければ、おやつジュースを大量に与え、砂糖まみれの生活を送るようになります。

親以外で食事をするのは学校です。学校側も配慮がなければ意味がありません。

日本では、栄養管理士が作った給食を食べることができるので、そこまで問題ではない気がしますが、アメリカの給食は適当です。個人の自由を尊重するためかわかりませんが、おやつみたいの食事やファーストフードが普通です。

子供には食事の選択肢がありません。親や学校が提供した食事を摂取するしかありません。

子供のためにも、食事の知識は必要になってくるのだと思っています。

子供を甘やかして育てるのが親の役目ではないと思います。

砂糖を大量に販売する社会的背景について

そもそも砂糖を大量に摂取できる環境を整えているのは、資本主義です。

アメリカが肥満大国であることは知っていると思います。

そして、アメリカが経済大国であることも知っていると思います。

この2つは関係していると思います。

多くの人の健康を犠牲にして、企業が成長していったからです。

企業は多くの人を虜にする製品を作るのに時間とお金を使っています。

社会のニーズに答え、いかに利益を上げるかが資本主義です。

人々は太ろうとも、炭酸を毎日飲んで歯がボロボロになっても企業にとっては関係ありません。

砂糖には中毒性があり、そういった人間の習性を利用して、企業はお金儲けをします。

魚釣りをするとき、魚の習性を利用して、餌や仕掛け、釣りをする場所、時間帯を考えるのは普通のことです。

企業はそれを人間に対して行っているだけです。

利益を上げることが第一なので、資本主義社会ではそれが正しいのです。

消費者は選ぶ権利があるので、何を選択して飲食するのかは自分で決めましょう。

人間にとって甘さは幸せの象徴であること

狩猟生活を行っていたころは、人間にとって甘味は珍しいモノでした。

基本的には果物でしか味わえなかったため、貴重なモノでした。

その名残があり、人間は甘いものを口にすると「エンドルフィン」というホルモンが分泌されて幸せを感じます。

ただし、現代には甘味があふれています。いつでもどこでも甘いものが食べることができます。

そして、クリスマスやバレンタイン、ハロウィンなどは幸せの象徴で甘いものがセットになっています。こういった面もあり、甘いものは幸せをイメージさせます。

現代社会は、いつでもどこでも幸せになれます。インスリンの影響で一時だけですが( 一一)

一時の幸せは本当に幸せなんでしょうか?

まとめ

今回は『甘くない砂糖の話』というドキュメンタリー映画を見ました。

ブログにまとめたくて、字幕と吹き替えで合計2回見ましたw

色々と考えさせられる映画だっと思います。

現在、筋肉と食事・栄養についての本を読んでいます。

PFCバランスについての項目があり、その辺の知識が映画を見ていても役に立ったなと思っています。

自分のためにも、家族のためにも、子供のためにも栄養学を学ぶのはいい選択肢だと思います。

少し意識を変えてみるだけで、食生活は変わると思います。

大人になると何を食べるか、何を飲むのかは自分で決めているんですから、健康で過ごしたいなら、今後の選択肢を変えましょう!

PS.考え方や計算方法が間違っていたら教えてくださるとありがたいです。

間違った知識のままでいる方が怖いです。お願いします。

以上、よーじ(@4ji_memo)でした!

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