朝4時に起きて本を読む書評ブロガーのよーじ(@4ji_memo)です。
本を読んで気付きがあれば、線を引いたりメモするといいよ!
読書方法に関する記事を読んでいると、そんな言葉をよく目にすると思います。
効果があるだろうと思いつつも、私は本を汚すのにどうしても抵抗があります。
本を汚したくない理由
- 図書館で借りるから
- メルカリで売りたいから
- 友達に貸すことがあるから
本を綺麗に扱った方が、タダで情報が手に入るんだからお得でしょ!
そんな風に考えていました。
2020年に書評ブログを始めてから気づいたことは、本の内容を全然理解できていないということです。
要約や感想をまとめるのが、こんなにも大変だと思いませんでした。
2020年の反省をもとに、2021年は実験として本にメモをしてみようと思っています。
そんな時に見つけたのが、今回紹介する『齋藤 孝(著) 三色ボールペンで読む日本語』です。
この記事で紹介すること
- なぜ三色なのか?
- 書き込みで得られる効果
- 書き込みをしてみた感想
- 中古の本からやってみよう
- オススメの三色ボールペンを紹介
これらについて紹介します。
この記事を読むことで、本に書き込みをやってみてみようかな?と思えるようになりますよ。
それでは、もう少し詳しく見ていきましょう。
なぜ三色なのか?
まずは、三色の役割について説明しようと思います。
三色の役割
- 青→「客観的」に見て重要
- 赤→「客観的」に見て超重要
- 緑→「主観的」に見て面白い
青色の役割
青は誰が見ても重要だと思うところに線を引きます。
青の線は、重要だと思えば何本でも書いていいです。
読み返したとき、青線を見るだけであらすじや要約が理解できることがポイントです。
線を引く基本の色が青色になります。
赤色の役割
赤は超重要だと思ったところに線を引きます。
「著者がいいたいことはこれだ!」という時に引くイメージです。
赤の線をたくさん引いてしまうと、「超」重要の価値がなくなってしまうので、本当に大事に感じたところだけ引きます。
緑色の役割
緑は自分が面白いと感じたところに線を引きます。
「テーマとは外れるけど、この表現が好き」とか「考えさせられ文章だなー」とか、自分の琴線に触れた箇所に緑の線を引きます。
緑の線には正解はなく、たくさん引いて大丈夫です。
緑の線が個性に繋がるので、数を重ねてくると自分の好みの傾向を知るきっかけにもなります。
書き込みで得られる効果
本に書き込みことで、以下の効果が得られます。
書き込みで得られる効果
- 主体的に本を読むようになる
- 要約力・コメント力が身につく
主体的に本を読むようになる
学習するためであれば、本以外にも様々な方法があります。
様々な学習方法
- 動画コンテンツ
- オーディオブック
- 教養のあるブログ
ですが「見ているだけ」「聞いているだけ」では自分の能力にならないことがほとんどです。
特に内容を覚えていないけれど、時間だけが過ぎて勉強した気になりがちです。
「線を引きながら本を読む」ということは「どこが大事か?」を意識しながら本を読むことになります。
考えながら本を読むことができるので、主体的に学習することが可能です。
要約力・コメント力が身につく
「著者のいいたいことはこれだろ!」と赤線を引いたり、「誰が見てもここは重要だろ!」と青線を引くことで、客観的に物事を見る能力が身に付きます。
大事なところに線を引くことが、要約の基本だからだ。そうした上で、どこに線を引いたか、そしてどうしてその箇所に線を引いたかを言うことができれば、それはすでにコメントとなる。
三色ボールペンで読む日本語 36ページ
気の利いたコメントするためには、状況を判断してその場に適したコメントを考える能力が必要になります。
適切なコメントができていない人は、そもそも話を理解していない人がほとんどです。
線を引きながらの読書をして、要略力・コメント力のトレーニングをしましょう。
書き込みをしてみた感想
実際に本を読みながら三色ボールペンで書き込みをしてみました。
書き込みをしてみた思ったこと
- 振り返りが楽になった
- 書き込んだ本に愛着がわいた
- 書き込みに抵抗がなかった
振り返りが楽になった
読み終わった後に振り返るのがすごく楽でした。
書き込みをした前後を読むだけで、重要なところが理解できるのでわかりやすいです。
書き込んだ本に愛着がわいた
自分が書き込んだ本に少し愛着がわきました。
書き込むことでようやく自分だけの本になったような気がします。
書き込みに抵抗がなかった
意外だったのが、本に書き込みをすることにそこまで抵抗がなかったです。
「本は綺麗に扱わなければならない」という固定概念を持っていたのかもしれません。
結論、本の書き込みはやってよかったと思っています。
中古の本からやってみよう
ここまで三色ボールペンで書き込むメリットを紹介しました。
しかし、まだ本を汚すことに抵抗がある人はいると思います。
そんな人には「中古で安い本を買って試してみる」ことをオススメします。
新品で買った2,000円近くの本に書き込むことは、まだ私も抵抗があります。
なので、ブックオフとかで100円の読みたい本を買ってみましょう。
100円くらいであれば試しにやってみてもいいかなと感じてもらえると思います。
やってみないことには、本に書き込みをするメリットは理解できないです。
本に書き込むことが自分に向いているのか?向いていないのか?
自分に合った読書方法を探してみましょう!
オススメの三色ボールペンを紹介
最後にオススメの赤青緑の三色ボールペンを紹介します。
おさらいしますが、必要な色は赤・青・緑の三色です。
三色の役割
- 青→「客観的」に見て重要
- 赤→「客観的」に見て超重要
- 緑→「主観的」に見て面白い
私が購入したボールペンは、自分で好きな色を組み合わせることができるタイプのボールペンです。
0.38mmのゲルインクボールペンを使用しています。
書き心地がよく、細いので線を引くにもメモ書きするにも便利です。
インクのペンだけ購入すればいいので、経済的にも環境にも優しいですね。
まとめ – 本にメモ書きをやってみよう –
今回は『佐藤 孝(著) 三色ボールペンで読む日本語』の書評をまとめました。
私もこの本を読むまでは、本に書き込むことに抵抗がありました。
そんな私にとって、冒頭に核心を突くような文章があったので引用します。
線を引けない、ということの裏にあるのは、単なる清潔主義だけではない。より根本的には、線を引くことは勇気を必要とするからだ。自分が大事だと思ったところに線を引くということは、自分のその時の読みの力量をあからさまにさらすことになる。
三色ボールペンで読む日本語 22ページ
「本を汚した良くない」と同じくらい「頭が悪いと証明される」のが恥ずかしかったのかもしれません。
ただ、恥ずかしかって行動に移さないとできないままなので、失敗してもいいからやってみようと思いました。
2021年の1年間は三色ボールペンで書き込みをしながら読書を楽しむ予定です。
書評のレベルが上がっていたら、三色ボールペンの効果があったということにしてください。
以上、よーじ(@4ji_memo)でした!